フィスカー(Fisker)は6月8日、現在開発を進めている新型EVの『PEAR』を、2023年後半に初公開すると発表した。同時に、インテリアのスケッチを公開している。
PEARは、『オーシャン』に続くフィスカーの2番目の市販モデルになる。PEARとは、「パーソナル・エレクトリック・オートモーティブ・レボリューション」の略だ。フィスカーによると、PEARはデザインやインテリアの機能性、コネクティビティなどのユーザーエクスペリエンスの面で、新基準を標榜。独自のデザインと革新性を備えているという。
また、PEARは、コンパクトな5人乗りの都市型EVになる。コンセプトは、「アジャイルなアーバンEV」だ。持続可能性やテクノロジー、デザインをデジタル接続させ、PEARに融合する。直感的なコントロール、スポーティな走行性能、豊富なストレージスペース、そして自動車業界初の装備を採用するという。米国でのベース価格は2万9900ドル(約400万円)を下回る予定だ。
PEARには、シングルモーターの後輪駆動モデルと、デュアルモーターのAWDモデルが設定される。バッテリーは2種類が用意され、大容量の「Hyper Rangeパック」仕様では、1回の充電での目標航続をおよそ500kmに定めている。