BMW X1 新型、第2世代の48Vマイルドハイブリッド搭載…欧州発表

従来型よりも53mm長く24mmワイドに

「カーブドディスプレイ」とコンパクトなATセレクター

ガソリンの「xDrive23i」はシステム全体で218hpのパワー

BMW X1 新型
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BMWは6月1日、新型『X1』を欧州で発表した。BMWの「SAV」(スポーツ・アクティビティ・ビークル)の入門モデルに、3世代目が登場している。

◆従来型よりも53mm長く24mmワイドに

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外装は、車体表面やキャラクターラインなどに、SAVのアイデンティティを明確に示している。デザインの特徴としては、パワフルなプロポーション、ほぼ正方形のホイールアーチの輪郭、フロントとリアのBMWXモデルらしいスタイリングがあるという。

エクステリアは、直立したフロントエンドに大型でスクエアなキドニーグリル、スリムなLEDヘッドライトを配置し、存在感を追求した。オプションで、マトリックスハイビーム、パルセイティング・ターンインジケーター、可変配光式のアダプティブLEDヘッドライトが選択できる。

表情豊かに彫りが刻まれたボディと長いルーフラインは、新型のダイナミックなシルエットを強調する。リアは、スリムなウィンドウやLEDテールライト、拡幅されたホイールアーチがSAVらしい外観を生み出している。

新型のボディサイズは、全長4500mm、全幅1845mm、全高1642mm、ホイールベース2692mm。従来型(全長4447mm、全幅1821mm、全高1598mm、ホイールベース2670mm)に対して、53mm長く、24mmワイド、44mm背が高い。ホイールベースは22mm延びた。

◆「カーブドディスプレイ」とコンパクトなATセレクター

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インテリアは、スリムなインストルメントパネルに、「BMWカーブドディスプレイ」を採用した。一体型コントロールパネルを備えたフローティングタイプのアームレスト、センターコンソール前面には間接照明付きスマートフォントレイを装備する。また、改良新型『3シリーズ』同様、コンパクトなATセレクターが採用されている。

新開発されたシートは、穴あきタイプの「Sensatec」とレザー仕様の「Vernasca」の両オプションが選択できる。また、スポーツシート、メモリー機能付き電動シート、マッサージ機能付きランバーサポートもオプションで用意した。安全面では、フロントシートの間に、インタラクションエアバッグが採用されている。

新型の後席には、3つのフルサイズのシートがあり、快適性を追求する。40対20対40の3分割で、背もたれを倒したり、座面を折り畳んだりすることができる。オプションで、後席のスライド機能が選べる。トランク容量は540リットル。後席を折り畳めば、最大で1600リットルに拡大する。オプションのトレーラー牽引ヒッチは、スイッチ操作による電動式となった。

◆ガソリンの「xDrive23i」はシステム全体で218hpのパワー

欧州市場での発売時には、2つのガソリンエンジンと2つのディーゼルエンジンが設定される。トランスミッションは、ダブルクラッチを備えた7速「ステップトロニック」。駆動方式は、2WD(FF)または4WDの「xDrive」を組み合わせる。

7速ステップトロニックトランスミッションには、電気モーターが組み込まれており、第2世代の48Vマイルドハイブリッドとして機能する。このテクノロジーは、エンジンの効率とモーターのパワー供給の両方を向上させるのに役立つという。

4気筒ガソリンエンジンを搭載する4WDの「xDrive23i」グレードは、最大出力204hpのエンジンに最大出力19hpのモーターを組み合わせて、システム全体で218hpのパワーを引き出す。3気筒ガソリンエンジンを積むFFの「sDrive18i」グレードは、最大出力136hpとなる。

4気筒ディーゼルエンジンを搭載する4WDの「xDrive23d」グレードは、最大出力197hpのエンジンに最大出力19hpのモーターを組み合わせて、システム全体で211hpのパワーを引き出す。燃費性能は20.8km/リットル、CO2排出量は125g/km(WLTPサイクル)とした。同じく4気筒ディーゼルエンジンを積むFFの「sDrive18d」グレードは、最大出力150hp、としている。


《森脇稔》

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