最新の近距離モビリティをもっと身近に、『WHILL』を都心の家電量販店で試乗・販売

ビックカメラ有楽町店に展示されたWHILL
  • ビックカメラ有楽町店に展示されたWHILL
  • WHILL モデルF
  • WHILL モデルFの折りたたみ
  • どちらのタイプも背面にリュックサックなどをかけられる
  • モデルC2には約20Lのカゴを標準装備
  • WHILL モデルC2

免許返納後の高齢者などの足として期待される近距離電動モビリティWHILL(ウィル)』の試乗・販売が6月3日、東京・有楽町の「ビックカメラ有楽町店」で始まった。

WHILLの販売は、これまでカーディーラーや自転車販売店などで展開しており、家電量販店では初めて。自動車や自転車を持たない人にも、気軽に試してほしい、と都心の家電量販店での販売を開始した。

都心の家電量販店は比較的高年齢層の来客割合は少ないが、WHILLによれば、購入者の1/3ほどは、利用者本人ではなく、高齢者を親に持つ現役世代の家族だと言う。ビックカメラ有楽町店でも、親や祖父母のためにと下見に来る人の姿が目立ち、狙い通りの滑り出しだ。

試乗用も兼ねて展示されているのは「モデルF」と「モデルC2」の2機種。どちらも電動車椅子の規格ではあるものの、車椅子然としていない見た目や走行性、最小回転半径70cm台という取り回しのしやすさ、直感的に小さな力で操れる操作性などで、利用者を高齢者に限らない「近距離モビリティ」として紹介している。

モデルFは、ワンタッチで折り畳めるの点が特徴で、マンションの玄関などにも置きやすい設計。旅行に出掛けることの多い人にもおすすめのモデルだ。

一方、モデルC2は、5cmの段差もラクラク乗り越える走破性が自慢。足置き部分は立つことのできるだけの強度を備え、肘掛け部分を上げることができるようにしてあるので、杖が必要な人なども乗り込みやすい。こちらは、折りたたみはできないが、工具なしでシート部分と前輪、後輪、バッテリーが分解・組み立て可能。慣れれば1分程度でできると言い、小さなクルマやタクシーのトランクに積むこともできる。

ビックカメラの広報担当者は、「これまで自転車や電動キックボードなどを扱ってきた中で、最近では、今回のWHILLのようなモビリティの取り扱いについても複数の問い合わせをいただいていた」と導入の経緯を話し、「今後は試乗会なども行っていきたい」と意欲的だ。


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