「2023年には商用EV組立工場を完成させ、日本国内にて量産を開始する予定」というEVモーターズ・ジャパン(福岡県北九州市)がジャパントラックショー2022に初出展した。注目を集めたクルマが、この『GVW 6トン e物流車』(F8 series 8-S2)。
準中型免許で運転できるラストワンマイル物流用1ナンバー車両として設計され、サイズは全長5990mm×全幅2130mm×全高2900mm、車両総重量6トン、荷物容量1800Lで、世界最高クラスの低消費電力システムで航続距離は268kmを実現させたモデルだ。
バッテリーは東芝NTO(ニオブチタン系酸化物)やCATLのLFP(リン酸鉄リチウムイオン)などを選択でき、災害時には大容量バッテリーを搭載した移動電源車としてこのGVW 6トン e物流車が機能する。
車体は最新の長寿命・軽量コンポジット素材(CFRP・GFRP・アルミハニカム)によるEV専用軽量ボディで、底床構造・スライドドアを採用。車内はウォークスルー構造を採用し、運転席とコンテナの間もスムーズに移動できる。コンテナは標準ドライコンテナのほか、オプションで冷凍コンテナ(マイナス20度)も選べる。また、オプションでコンテナに座席を搭載し、乗り合いバスや小型コミュニティバスとしてもメイクできる点もポイント。ルーフや側面にフレキシブルソーラーパネルを設置できたり、各ラッピングにも対応するという。