米トヨタ、ハイブリッド車向けエンジンの生産能力を増強…電動化を推進

トヨタ自動車の米アラバマ工場
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トヨタ自動車(Toyota)の米国部門は4月19日、電動化を推進する目的で、米国の4つの工場に総額3億8300万ドルを投資すると発表した。

今回の投資は、アラバマ、ケンタッキー、ミズーリ、テネシーの4工場において、ハイブリッド車向けを含む4気筒ガソリンエンジンの生産能力を引き上げるのが狙い。このエンジンは、トヨタ車とレクサス車に搭載される。

総額3億8300万ドルのうち、アラバマ工場には2億2200万ドルを投資する。内燃エンジン車用とハイブリッド車用の4気筒エンジンの製造ラインを、新たに設ける予定だ。さらに、工場の面積を拡大する。現在、年間90万基のエンジンを製造する能力があるが、生産能力を増強する。

ケンタッキー州ジョージタウン工場には、1600万ドルを投資する。これにより、2021年秋に発表された4気筒エンジンの生産能力を柔軟に拡大していく。

ミズーリ州トロイ工場には、1億0900万ドルを充当する。3つの製造ラインで、4気筒エンジンのシリンダーヘッドの生産能力を増やす。現在、同工場には、年間300万個以上のシリンダーヘッドを製造する能力がある。

テネシー州ジャクソン工場には、3600万ドルを投資する。同工場では、新しい4気筒エンジンのブロックを生産するために製造ラインを改修する。同工場では現在、年間200万個以上のエンジンブロックを生産する能力を備えている。

《森脇稔》

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