トヨタとATAC、革新技術の社会実装を支援する活動を開始…大学やスタートアップ企業と連携

Innovative Technology Acceleration Platform(ITAP)
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トヨタ自動車は、日本における優れた技術の研究開発や社会実装を支援する新たな活動「Innovative Technology Acceleration Platform(ITAP)」を先端技術共創機構(ATAC)と共同で開始した。

カーボンニュートラルに向けた取り組みやデジタルトランスフォーメーションの進展など、社会が今までにないスピードで変化を続ける中、革新技術への期待はかつてなく高まっている。また、既にデジタル領域で起こっているような、産業の枠を超えた技術の融合も、ますます重要になりつつある。そうした中、優れた技術シーズを社会に実装し、経済的な価値につなげ、イノベーションの源泉である新たな技術に再投資する、大きな循環を作り出していくことが、これまで以上に求められている。

トヨタ自動車はこの課題意識に対して、産学連携やスタートアップのインキュベーションなど、先端技術の事業化をハンズオンで推進するATACおよび、従来からモビリティ領域だけでなく幅広い領域での先端技術研究に取り組んできた。

今回開始する活動は、ATACが有する大学や研究機関とのネットワークや技術インキュベーションの知見と、トヨタが持つTPS(トヨタ生産方式)をはじめ、ものづくりで培ったナレッジやネットワークとを融合しながら、革新技術の探索~社会実装・事業化それぞれのフェーズにて、即断即決で支援できる機動性の高い活動を目指す。支援の対象は、大学をはじめとする研究機関や技術系スタートアップ企業とし、カーボンニュートラル、マテリアル、ロボット、人間拡張、エネルギー、半導体、AI・デジタルなど、幅広く革新的な技術を探索し、社会実装・事業化の支援を進めていく。

《纐纈敏也@DAYS》

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