米トヨタ、HV向け部品の生産能力増強…モーター部品も組み立てへ

トヨタウェストバージニア(TMMWV)
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トヨタ自動車(Toyota)の米国部門は2月11日、バージニア州のトヨタウェストバージニア(TMMWV)に7300万ドルを追加投資し、ハイブリッド車向けトランスアクスルの年産能力を60万台に増強すると発表した。

TMMWV は2020年から、トヨタとしては米国で初めてとなるハイブリッド車向けトランスアクスルの生産を開始した。これにより、トヨタは主要部品のさらなる現地化を進めてきた。

トヨタは2021年11月、このTMMWVに2億4000万ドルを投資し、ハイブリッド車向けトランスアクスルの新たな生産ラインを設けると発表していた。それから約3か月を経て、電動化モデルへの需要の高まりを受け、ハイブリッド車向けトランスアクスルの年産能力を60万台に増強することを決めた。

ハイブリッド車のシステムは、内燃機関と電気モーターなどの2つのパワートレインを組み合わせて、それぞれの利点を活用しながら、相乗効果を引き出す。ハイブリッドシステムによって、車両の燃費が向上する。ハイブリッドトランスアクスルは、エンジンと電気モーターの組み合わせを最適化し、駆動力を効果的に伝達する。

トヨタは2025年までに、米国におけるトヨタ車とレクサス車のラインナップ全体に電動車両の設定を拡大する。ハイブリッドトランスアクスルなどの電動車向け部品の生産を進めることは、トヨタがカーボンニュートラルの目標を達成するのに貢献するという。

なお、TMMWVは、今回の追加投資により、電気モーターの主要コンポーネントのモータースターターの組み立ても、年間12万ユニット規模で開始する予定、としている。

《森脇稔》

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