英国電動車生産が3割増、EVは72%増 2021年

MINI ハッチバック のEV「クーパーSE」と英国オックスフォード工場
  • MINI ハッチバック のEV「クーパーSE」と英国オックスフォード工場
  • ベントレー・ベンテイガ・ハイブリッドを生産する英国工場

英国自動車工業会(SMMT)は1月27日、2021年の英国における電動車(EVやPHV、ハイブリッド車)の生産台数が、前年比29.6%増の22万4011台だった、と発表した。EVは72%増、ハイブリッド車は16.4%増だった。

2021年の英国の乗用車生産は前年比6.7%減の85万9575台と、1956年以来最低となった。これは新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)のロックダウンの影響を受けた2020年から6万1353台減少し、感染拡大前の2019年を34%下回る結果だった。

そんな中、電動車の生産台数は、前年比29.6%増の22万4011台と伸びた。英国の2021年全体の生産台数85万9575台の4分の1以上となる26.1%を占めている。

なお、英国に生産拠点を置く主要自動車メーカーは、トヨタ、ホンダ、日産、ジャガー・ランドローバー、BMWグループのMINIとロールスロイス、フォルクスワーゲングループのベントレーなど。

英国では、バッテリーの大規模工場「ギガファクトリー」建設への投資などにより、電動化を支援している。英国自動車産業が、グローバルな競争力を維持するためには、2030年までに少なくとも60GWhのギガファクトリーバッテリー容量を必要とすると見込まれるため、このような投資の実現は不可欠、としている。

《森脇稔》

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