テスラ、EVバッテリー用リチウムの新たな供給契約を締結

テスラのEV
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テスラ(Tesla)は1月10日、EV向けバッテリーに使用するリチウムを、タロン・メタルズから供給を受ける契約を締結した、と発表した。

テスラは、タロン・メタルズの子会社のタロン・ニッケルが、米国ミネソタ州中央部のタマラックにおいて進めているプロジェクトで採掘するニッケルを購入する。

テスラの2021年の世界販売(納車)台数は、新記録となる93万6172台だった。前年実績の49万9550台に対して、およそ1.8倍と大きく増える。コンパクトEVセダンの『モデル3』は、小型クロスオーバーEVの『モデルY』と合わせて、91万1208台を販売した。前年の44万2511台から倍増となり、テスラの2021年世界販売の1.8倍の伸びに貢献した。

EV販売がグローバル規模で伸びているテスラにとって、バッテリー素材のリチウムの確保は重要な課題だ。タロン・メタルズと契約を結ぶことにより、リチウムの供給を安定的に受けることを目指す。

テスラのパワートレインとエネルギーエンジニアリング担当、ドリュー・バッリーノ上級副社長は、「テスラは、バッテリー素材の責任ある調達を重視してきた。このプロジェクトは、北米での持続可能なエネルギー製品の生産を加速する可能性がある」と述べている。

《森脇稔》

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