2021 FIM Xトライアル世界選手権シリーズ 最終戦 バルセロナ大会が、11月21日に開催され、レプソルホンダチームのトニー・ボウ選手が15回目のシリーズチャンピオンを獲得。これにより既にタイトルを獲得しているFIMトライアル世界選手権とあわせて、世界選手権で前人未到の30連覇を達成した。
トニー・ボウ選手はHRCの契約ライダーで、レプソルホンダチームより、ワークスマシン「モンテッサ COTA 4RT」で参戦している。今シーズンのXトライアルは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により、全2戦でタイトルが争われた。トニー・ボウ選手は11月7日にアンドラで開催された開幕戦で優勝。バルセロナ大会でも優勝し15連覇が決定した。
トライアルは障害物をバイクで乗り越えながら進み、いかに足を付かずにゴールへたどり着けるかという技術を競う。世界選手権は2種類あり、Xトライアルは「インドア」とも呼ばれ、スタジアム内に設置された人工的な競技区間での華やかな雰囲気で開催。一方、「アウトドア」は、5~9月に開催されるトライアル世界選手権を指し、自然の地形を生かしたコースでダイナミックな走りを見ることができる。