折りたためる電動車いす『WHILLモデルF』がCES 2022で受賞---アクセシビリティ

電動車イスの概念を覆すようなオシャレなデザインにも注目。
  • 電動車イスの概念を覆すようなオシャレなデザインにも注目。
  • 3ステップで折りたたみが可能。
  • バッテリーは取り外してお家の中の家庭用コンセントによる充電が可能。
  • 折りたためばコンパクトになるので、玄関などに置いても邪魔になりづらい。
  • 小回りもしやすいので、エレベーター内などでも方向を変えやすい。

WHILLは、2022年1月5~8日に、米国ラスベガスにて開催されるコンシューマー・エレクトロニクス分野での世界最大級の見本市「CES 2022」に、折りたためる近距離モビリティ『WHILLモデルF』を出展する予定だ。開催に先駆けて、『Accessibility』部門において最優秀賞のBest of Innovation Awardを受賞した。

Accessibility(アクセシビリティ)とは、施設及びサービス等の利用の容易さのこと。CES 2022開催に先駆けて、全米民生技術協会(CTA:Consumer Technology Association)より正式に発表された。CES 2022の会場では、受賞製品のみを集めた『Innovation Awards Showcase』で、折りたためる電動車いすのWHILLモデルFが展示される予定だ。

本アワードは、出展企業・製品の中から、とくにデザインやエンジニアリングにおいて優れたプロダクトに贈られるアワードとなっている。今回は1800件の製品が審査対象となり、最優秀賞のBest of Innovation Awardを受賞したのは15社。WHILLモデルFは唯一の日本企業の製品となっている。

今回の受賞を受けて、WHILLの杉江理代表取締役社長兼CEOは以下のようにコメントした。

「WHILLモデルFは、日本の販売に続き、来年から北米、アジア、欧州の地域でグローバルに展開していく予定で、このタイミングで受賞できたのは、今後の市場投入においてさらなる追い風となります。これからも先進的で安全性にも優れた近距離移動用のモビリティをコンセプトに、歩行困難な方を含めて誰もが利用できるパーソナルモビリティを開発していきます。既存のユーザー向けアプリや、B2Bの施設で機体管理できるシステムなどハードと共にソフト面も強化していきます」

《関口敬文》

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