三菱自動車は11月4日、2021年4~9月期(第2四半期累計)の連結決算を発表。最終損益は昨年同期の2099億円の赤字から217億円の黒字へと転換した。
第2四半期累計のグローバル販売台数は前年同期比25.9%増の44万2000台。ただし、コロナ禍前の2019年同期との比較では25.4%減となる。同社の主要マーケットであるアセアンや豪州、北米で販売が好調だった。売上高は同54.9%増(2019年同期比21.1%減)の8906億円となった。
営業損益は、販売台数の増加に加え、為替も好転。252億円の黒字(前年同期は826億円の赤字)を確保した。経常利益は271億円(前年同期は870億円の赤字・2019年同期は12億円の黒字)、純利益は217億円(前年同期は2099億円の赤字・2019年同期は592億円の黒字)だった。
通期業績見通しについては、売上高は2兆0100億円(前回予測比-700億円)に下方修正。営業利益は600億円(同+200億円)、経常利益は580億円(同+220億円)、純利益は400億円(同+250億円)に上方修正した。
オンライン会見で加藤隆雄社長は、第2四半期決算について「販売の回復や構造改革による固定費削減などに、為替の追い風もあって計画を上回る業績を……