ステランティス、次世代EV向けバッテリー生産へ…サムスンSDIと合弁設立で合意

次世代EV用バッテリーを生産する合弁会社設立に向けた覚書を締結したステランティスとサムスンSDI
  • 次世代EV用バッテリーを生産する合弁会社設立に向けた覚書を締結したステランティスとサムスンSDI
  • プジョー e-208(参考)
  • シトロエン e-C4(参考)
  • フィアット 500 新型(参考)

ステランティス(Stellantis)は10月22日、サムスンSDIとの間で、次世代EV用バッテリーを生産する合弁会社設立に向けた覚書を締結した、と発表した。

ステランティスは現在、EV用バッテリーの年間生産能力を確保する取り組みを進めている。これにより2030年までに、米国での新車販売の40%をEVにすることを目指している

両社が合弁会社で生産するバッテリーは、ステランティス傘下の各ブランドで販売されるプラグインハイブリッド車(PHV)や次世代EVに搭載される。これにより、北米のステランティスの各組み立て工場のニーズを満たすという。

ステランティスは2025年までに、300億ユーロ以上を電動化とソフトウェア開発に投資することを計画している。なお、新しい工場の場所は現在検討中であり、詳細は後日発表する予定。2025年の稼働を目標としており、当初の年間生産能力は23ギガワット/h。将来的には、最大40ギガワット/hまで引き上げることを目指している。

ステランティスのカルロス・タバレスCEOは、「顧客のニーズに一致する安全で手頃な価格の持続可能な車両を、設計・生産するために必要なスピードを加速させていく」と述べている。
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《森脇稔》

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