函館本線倶知安駅で配線変更…北海道新幹線整備の一環 10月31日供用開始

JR北海道は9月17日、函館本線倶知安(くっちゃん)駅(北海道倶知安町)のホームを西側へ移設すると発表した。

現在の倶知安駅構内は、1面2線となっているが、北海道新幹線札幌延伸の一環として行なわれる新幹線駅舎工事に支障するため、3月から支障移転工事が開始されていた。

新ホームは、延長92m、幅4.5~5mの島式ホーム1面ですでに完成。10月31日に供用が開始される。

これにより倶知安駅の構内配線も変更されることから、10月30日は小樽からの上り列車2本(倶知安22時48分着、23時44分着)、10月31日は小樽への下り列車1本(倶知安5時20分発)が運休。蘭越6時16分発の札幌行き快速『ニセコライナー』は倶知安始発に変更となる。いずれもバスによる代行輸送が行なわれる。

この支障移転工事を含み、倶知安町では北海道新幹線札幌延伸へ向けた新駅舎周辺整備の検討が進んでいる。

4月には「北海道新幹線倶知安駅周辺整備推進委員会」が起ち上がり、8月までに3回の会合や意見交換会を行なっているが、6月に開かれた2回目の会合では駅前広場のレイアウト案が提示されており、これを基本にさまざまな検討案が出されている。

北海道新幹線並行在来線対策協議会の後志ブロック会議では、長万部~小樽間を鉄道存続させる場合、赤字必至の厳しい予測が出されているだけに、在来線廃止を前提としたものが検討されているが、仮に廃止が決まれば、今回の新ホームは短命に終わることになるだろう。

ちなみに長万部~小樽間の存廃については、8月6日に開かれた9回目の後志ブロック会議で12月までに方向性を決めることが申し合わされているが、比較的利用者が多く、赤字額を少なく見込める余市~小樽間については7月、後志ブロック会議とは別の個別協議が行なわれており、旧富山ライトレール(現・富山地方鉄道富山港線)を事例にした説明が行なわれたという。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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