シェフラー(Schaeffler)は9月6日、ドイツで開幕したIAAモビリティ2021において、EVの航続を伸ばす最新のサーマル・マネジメント・システムを初公開した。
シェフラーのサーマル・マネジメント・システムは、高効率を実現するために、周囲の環境や運転条件に合わせて、とくにバッテリー、モーター、パワーエレクトロニクスの温度を継続的に調整する。また、このシステムは車内の温度も制御し、同時に可能な限りの航続を確保する。
シェフラーの最新のサーマル・マネジメント・システムには、2台の電動ウォーターポンプ、バルブ、それらをコントロールする電子制御ユニット、冷却水、冷媒回路のインターファイスがひとつのモジュールに一体化されている。
これにより、従来の統合されていないシステムと比較して、必要なスペースを最大60%削減した。また、最適化された設計により、システム全体の高い効率性の基礎を築くことができた、としている。