トヨタ、販売店の相次ぐ不正発覚で「最短45分で車検完了」の記載削除[新聞ウォッチ]

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  • 8月18日に発表された日産 Z 新型(米国仕様)

トヨタ自動車系列の販売店や直営店で一部の検査を実施しなかったことや、基準を満たす値に改ざんするなどの手抜きの車検不正が発覚したことを受け、トヨタ自動車では「最短45分で車検が完了する」とのホームページ(HP)上の記載を削除したという。

きょうの東京などが「トヨタ『車検45分』削除、販売店不正で再発防止策」との見出しで報じている。作業時間の短縮が目的にならないようにして再発防止につなげるのが狙いのようで、全国の販売店に対しても車の状態によって車検にかかる時間が変わることを顧客に丁寧に案内するように求めたそうだ。

記事によると、HPには販売店や整備内容によって時間は異なることの注記をしつつも「45分で完了」と示していたが、適切な作業が徹底されない要因になりかねないと判断し、直営店の「レクサス高輪」で発覚した不正車検の発表(7月20日)から2週間後には「45分」の文言や「その場で車検」との表現も削ったという。

また、トヨタは人手不足による現場の高い負荷が不正の背景にあるとみており、人員増強などの対策を進めるほか、売上額などで販売店を評価する表彰制度の見直しなどの再発防止策も検討しているとも伝えている。

2021年8月19日付

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《福田俊之》

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