ランボルギーニは8月13日、『カウンタックLPI 800-4』(Lamborghini Countach LPI 800-4)を発表した。新型は初代登場の50周年を記念して、世界限定112台が生産される。初代の社内コードネームが「LP112」だったことにちなんで、新型の販売台数を112台にしたわけだ。 初代カウンタックは、1971年に発表されている。ではそのコードネームあるいはプロジェクトネームの「LP112」にはどのような意味があるのだろうか。博物館やレストアなどランボルギーニの歴史部門の事業をてがける「ポロ・ストリコ」のマッシモ・デルボーさんは次のように説明する。 「LPのLはLongitudinaleで“縦”、PはPosterioreで“後方”のこと」。エンジンを運転席後方に配置、すなわちミッドシップを示唆する。Pはミッドシップを意味しないことに注意されたい。これらの文字と意味は仕様名にも用いられており、ご存知の読者も少なくないだろう。 つぎは「112」だ。「先に出てくる『1』は“最初”を意味し、“最初のLPレイアウト”を意味する。続く『12』は“12気筒”だ」と、デルボーさん。カウンタックのさらに先代にあたる『ミウラ』は12気筒エンジンを横置きにしていた。また当時のランボルギーニは、V12だけだったエンジンバリエーションをV8やV10に拡大しつつある時期だった。 つまり「LP112」は「エンジン縦置きミッドシップレイアウト1号、12気筒エンジン搭載」という意味になる。 ランボルギーニは8月13日、米国カリフォルニア州で開催中の「ザ・クエイル・モータースポーツ・ギャザリング」において、『カウンタックLPI 800-4』(Lamborghini Countach)を初公開し……
『カウンタック』や『ミウラ』を使って“特別実習”も、ランボルギーニの伝統を管理する「ポロ・ストリコ」10周年記念イベント 2025年7月31日 ランボルギーニのヘリテージ部門「ポロ・ストリコ(Polo Storic…