ドライバーは、東京2020組織委員会が設置したこの関係者輸送ルートや進入禁止ルートを回避する必要があり、流動する都心の交通をどう「うまく駆け抜けるか」に注目が集まっている。
こうしたなか、東京2020オリンピック・パラリンピックオフィシャルサポーターで、Yahoo!カーナビを展開するヤフーは、関係者輸送ルートや進入禁止エリアなどを回避できる機能をYahoo!カーナビに実装し、7月19日までにすべてのサービスを提供開始する。
◆「回避ルートを利用」をタップするだけ

また、この関係者輸送ルートを回避するルートを導き出してくれるおかげで、「いつもは通れるのに、きょうは通行止めだった」といった想定外を回避できる。操作はいつもと同じく目的地を入力し、これまでになかった「回避ルートを利用」をタップ(クリック)するだけ。
◆15社 24アプリが関係者輸送ルート対応、GoogleマップとYahoo!カーナビは回避ルート機能を実装

「対象のモバイルアプリ、 ウェブサイト、車載カーナビなどで、各種交通対策に関する情報表示、関係者輸送ルート、会場周辺の迂回をお願いしたいエリアの地図表示、関係者輸送ルート等をなるべく回避したルートの検索・案内を提供していく」(齋藤部長)
◆Yahoo!カーナビはJARTIC発信情報以外の規制ルートにも対応

また、G-BOOK、G-Link、T-Connect 、Honda Total Care、Internavi、NissanConnectサービス、VICS WIDE といった車載器データサービスにも展開する。
ヤフー Yahoo!カーナビ 齋藤聖隆サービスマネージャーは、「オリンピックルートワーク(ORN)回避機能を新たに開発したことで、これまで道路交通情報センター(JARTIC)などが発信する規制のみ対応していた回避ルート提案を、それ以外の箇所にも対応できるようにした」ともいう。
東京・大阪・愛知を中心に、男性8割・女性2割、30~50代がおもに利用しているという Yahoo!カーナビ。累計1800万ダウンロードを記録する同アプリが、今回の回避ルート実装でどれだけダウンロード数が変化するか。そこにも注目したい。