学生フォーミュラ日本大会、競技会コースをバーチャルで再現へ…人とくるまのテクノロジー2021

学生フォーミュラ日本大会(2019年)
  • 学生フォーミュラ日本大会(2019年)
  • 実際の大会の風景
  • シミュレーターの映像
  • 展示紹介

自動車技術会(JSAE)は、5月26日から7月30日まで開催する「人とくるまのテクノロジー展2021オンライン」にて、主催者展示として「学生フォーミュラ日本大会」を紹介する。

自動車技術会が主催する学生フォーミュラ日本大会は、学生が自ら構想・設計・製作したフォーミュラスタイルのレーシングカーにより、ものづくりの総合力を競う自動車イベント。各大学がレーシングカーを開発するベンチャー企業という想定のもと、販売戦略、コスト管理、開発、車両走行性能が審査対象となる。産学官民で自動車技術の発展、人材育成を支援することを目的に2003年に初開催。2013年からは電動車両(EV)での競技も始まり、将来技術のものづくり機会を提供する場にもなっている。

例年、静岡県小笠山総合運動公園スタジアム(エコパスタジアム)で開催してきたが、昨年はコロナ禍により中止。今年はオンライン開催(静的審査)は8月頃に開催し、9月7日から11日までの5日間、エコパで現場開催を行う。

今回の出展では、大会会場となるエコパの競技会コースをバーチャルで再現した「学生フォーミュラ日本大会 シュミレーター」を展示する。シミュレータソフト「Assetto Corsa」を使用したMOD(改造データ)となっており、2019年度エンデュランスコースを忠実に再現。シミュレーター開発データはGitHubで公開し、誰でも利用できる。シミュレーターは自動車技術会監修の下、東京農工大学の学生フォーミュラOB(現役の学生)が制作。学生フォーミュラにおけるMBD(モデルベース開発)の可能性を感じさせるものとなっている。

またオンライン会場では、配信中の「学生フォーミュラ日本大会2021 YouTube番組企画」を公開。「学生フォーミュラ日本大会2021」に向けて、学生の現状を知ることができる内容となっている。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集