BMWグループ(BMW Group)は5月21日、中国のIT大手のアリババと共同で、中国上海市に新たな合弁「アリババ・クラウドセンター‐BMWスタートアップガレージ」を設立した、と発表した。
アリババ・クラウドセンター‐BMWスタートアップガレージでは、両社が持つ強みとリソースを活用して、中国の技術系スタートアップがイノベーションを拡大できるようにする。インターネット、モノのインターネット(IoT)、自動車産業間の革新的な製品、ソリューション、サービスを重視していく。
両社の新たな合弁では今後3年間で、アリババの高度なクラウドコンピューティングインフラストラクチャ、BMWスタートアップガレージを通じたBMWのエキスパートやビジネスユニットへのアクセスを、300社以上に提供する予定だ。
BMWスタートアップガレージは、新しいソリューションをBMWグループのニーズに合わせるために、可能性の高いスタートアップをスカウトすることを目的としている。 BMWグループと最先端の社外テクノロジーを結びつけるスタートアップの玄関口に位置付けられている。自動車のインターネット化やデジタル化、電動化、持続可能性などの戦略的イノベーション分野をカバーする20以上の新興企業が、すでに共同でオフィスを構えている。
BMWグループのテクノロジースカウトのネットワークは、世界中に広がっている。 BMWスタートアップガレージは現在、ドイツ・ミュンヘン、米国シリコンバレー(マウンテンビュー)、上海、韓国ソウル、東京、シンガポール、イスラエル・テルアビブにスタッフを置いている。