モチーフはマクラーレン最速の『スピードテール』、リシャール・ミルが「RM 40-01」ウォッチ発表

リシャール・ミル「RM 40-01 オートマティック トゥールビヨン マクラーレン スピードテール」
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  • マクラーレン・スピードテール
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マクラーレンオートモーティブは5月12日、リシャール・ミルとの協力により、腕時計の『RM 40-01オートマティック・トゥールビヨン・マクラーレン スピードテール』を発表した。

この時計はマクラーレンがこれまでに手がけた最速のロードカー、『スピードテール』への賞賛を示している。テクニカルディレクターのジュリアン・ボワラ氏が率いるリシャール・ミルの開発チームは、過去最長となる2800時間をかけて、RM 40-01を完成させたという。

スピードテールと同様に、ウォッチの形はティアドロップを模している。ベゼルの刻み目がボンネットの吸気口を、プッシュボタンがフロントホイール後部の排気口を連想させることを狙った。

仕上げに関しては、面取り加工職人や研磨職人と、多くの研究開発を行った。さまざまなパーツの鏡面仕上げ、ブラスト仕上げ、サテン仕上げ、チタンとカーボン「TPT」 の組み合わせなどが行われた。ケース自体は69個のパーツで構成されている。

リシャール・ミルは、RM 40-01のムーブメントを守るために、ベゼルのテーパーと厚みの変化を考慮した3次元曲面構造の表面クリスタルガラスを開発した。この開発には18か月を要した。

ストラップもユニークなデザインで、上下非対称。ラバーバージョンには、Biwi社の「Vulculor」 テクノロジーが採用されている。これは、カラーラバーを成形加工することができる特殊なプロセス。これにより、ムーブメントの6時位置にあるマクラーレンのアイコン、オレンジ色のアクセントカラーを、手首までまっすぐにつなげることを可能にしている。

グレード5のチタンは、ブリッジ、ブリッジネジ、地板、ローター芯などの主要パーツに使用された。 RM 40-01のムーブメント 「CRMT4」には、自社製トゥールビヨンでは初めて、パワーリザーブ表示、オーバーサイズデイト、ファンクションセレクターを搭載している。

歯車は、スピードテールのボンネットを飾るマクラーレンのロゴの形に型抜きされた。また、トゥールビヨンのブリッジに見られるように、スピードテールの曲線を表現するために、ふくらみを持った新しい表面形状をしたパーツが採用されている。

マクラーレン・スピードテールが106台製造されたことにちなみ、RM 40-01オートマティック・トゥールビヨン・マクラーレン・スピードテール・ウォッチも106本が限定生産される、としている。
マクラーレン・スピードテールマクラーレン・スピードテール

《森脇稔》

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