ヤマハ マジェスティS、3万2000台をリコール…プーリーナットの緩みで走行不能のおそれ

ヤマハ・マジェスティS XC155(2017年)
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ヤマハ発動機は4月6日、軽二輪スクーター『マジェスティS(XC155)』のベルト駆動用プーリーナットの締付に不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。対象となるのは、2013年9月14日~2021年2月24日に製造された3万2658台。

対象車両は、ベルト駆動用プーリーの締付け部の構造が不適切なため、走行中にプーリーの締付けナットが緩むことがある。そのため、プーリーがケースカバーと接触して異音が発生し、そのまま使用を続けると、ナットが脱落し、最悪の場合、エンストして再始動できなくなるおそれがある。

改善措置として、全車両、ベルト駆動用プーリーの締付けナットとワッシャを対策品と交換し、ナットの締付けトルクを変更する。

不具合は51件発生、事故は起きていない。市場からの情報によりリコールを届け出た。

ヤマハ発動機は2017年11月7日、三輪ホイールスクーター『トリシティ125』1万0581台について、同様な問題で改善対策を届け出たが、継続調査の結果、マジェスティSでも不具合が発生するおそれのあることが判明したため、今回リコールを実施する。

《纐纈敏也@DAYS》

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