国土交通省は3月9日、車椅子使用者用駐車施設が必要な人が利用できるよう利用マナー啓発キャンペーンを実施して「心のバリアフリー」を推進すると発表した。
2020年5月に改正された「高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律(バリアフリー法)」では、高齢者、障害者が車椅子使用者用駐車施設などを円滑に利用するため、必要な配慮をするよう努めることが、国、地方公共団体、施設設置管理者などの責務として追加された。
国土交通省は、これを受けて車椅子使用者用駐車施設などの適正な利用を推進するため、改正法施行に合わせて、車椅子使用者用駐車施設の適正利用を推進するキャンペーンを実施する。
キャンペーンは4月1日から5月9日で、車椅子使用者用駐車の利用マナーを啓発するポスターやチラシを配布する。
地方公共団体でも、車椅子使用者用駐車施設の適正な利用の推進に向けて、パーキング・パーミット制度の導入を推進する。