フォルクスワーゲングループ(Volkswagen Group)は2月11日、マイクロソフト(Microsoft)との提携を、自動運転の分野に拡大すると発表した。 すでにフォルクスワーゲングループはマイクロソフトと提携を結び、クラウドベースのプラットフォーム、「フォルクスワーゲン・オートモーティブ・クラウド」を開発し、すべてのデジタルサービスでカスタマイズ可能なマーケティングプラットフォームを設計している。 フォルクスワーゲングループは2020年以降、年間500万台以上の新車をインターネットに接続できるコネクテッドカーにする計画だ。フォルクスワーゲンはこの自動車向けクラウドの技術基盤として、マイクロソフトのクラウドサービス、「アジュール」(Azure)を導入した。 フォルクスワーゲングループはマイクロソフトと協力して、フォルクスワーゲン・オートモーティブ・クラウドを開発する。これにより、モビリティサービスを活用し、車内でのユーザー体験、テレマティクスなどの新しいサービスとソリューションを実用化していく。 フォルクスワーゲングループは今回、マイクロソフトとの提携を、自動運転の分野に拡大すると発表した。フォルクスワーゲングループの「Car.SoftwareOrganization」とマイクロソフトは、マイクロソフトのアジュール上にクラウドベースの自動運転プラットフォームを構築する。 Car.Software Organizationは、クラウドベースの自動運転プラットフォームの導入により、マイクロソフトのアジュールでの開発プロセスを簡素化し、自動運転ソリューションをグループ各車にさらにスピーディに展開することが可能になるという。 自動運転プラットフォームをアジュールで実行することにより、Car.Software Organizationは、フォルクスワーゲングループのブランド全体で乗用車用の先進運転支援システム(ADAS)と自動運転機能の開発効率を向上させる、としている。