CASE時代に対応する統合コックピット開発へ アルプスアルパインと日本精機が提携

日本精機とアルプスアルパインが資本業務提携して統合コックピットを開発へ
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アルプスアルパインと日本精機は1月28日、統合コックピット製品分野で資本・業務提携する契約を締結したと発表した。CASE時代に対応した自動車用コックピットの開発を強化する。

今後、普及拡大が見込まれる自動運転やコネクテッドカーなどの技術によって自動車用コックピットの進化が求められている。日本精機、アルプスアルパインはそれぞれが持つ技術・製品力を融合、競争力の高い統合コックピットを中心とする製品を共同開発する。コックピット製品を中心とした合意するテーマ、その他のCASE領域で合意するテーマについても共同開発をする。生産や購買面での提携も検討する。

日本精機のHUD(ヘッドアップディスプレー)やメーターなどの製品技術と、アルプスアルパインのHMI(ヒューマンマシンインターフェース)、IVI(インビークルインフォテインメント)などの製品技術、システムインテグレーション技術を融合する。車載ECUの統合化にも対応可能な統合コックピットの製品開発を加速する。

両社が共同開発したコックピット関連製品は、顧客との合意に基づいて2社それぞれの製品として販売していく計画。

提携を強力に結ぶため、両社は相互出資する。日本精機は、アルプスアルパインが保有する自己株式1.18%分を総額37億3000万で取得する。アルプスアルパインは、日本精機が保有する自己株式4.93%分を36億3000万円で取得する。

《レスポンス編集部》

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