日産自動車が、2030年代早期に世界の主要市場で販売するすべての新型車を電気自動車(EV)やハイブリッド車(HV)などの「電動車」にするという。「2050年カーボンニュートラル」を実施するための新たな目標を発表したもので、きょうの読売などが取り上げている。
それによると、世界で脱炭素化に向けた環境規制が強まっており、電動化を加速して商機につなげる狙いがあるようだ。
日産では現在、年間約500万台の新車を販売しているが、このうち電動車は202万台程度。これまでの計画では2023年度までに電動車の販売を100万台以上との目標を示していたが、今回発表した新たな目標では、さらに得意とする電動化技術に経営資源を集中させるという。
日米や中国、欧州などの主要市場で達成に向け、コスト競争力の高い高率的なEVの開発に「全固体電池」を含むバッテリー技術の革新を急ぐほか、新しい独自のHV技術「e-POWER」の開発も進めるという。
内田誠社長兼最高経営責任者(CEO)は「(世界的な脱炭素化の流れを)チャンスととらえ、強みである電動車を積極的に投入。気候変動に対するグローバルな課題解決に貢献していくため、覚悟をもって取り組んでいく」とコメントをしている。
2021年1月28日付
●日産、全車種を電動化へ、日米など主要市場で、30年代早期目標(読売・2面)
●時差通勤おトクです、JR東ポイント付与(読売・8面)
●電動車生き残りのカギ、日本勢相次ぎ投入へ、主要国ガソリン車規制(読売・9面)
●「逮捕10か月前に不正の社内調査」ゴーン被告事件、日産幹部が証言(朝日・27面)
●新型コロナ世界1億人収束見えず(産経・1面)
●ガソリン10カ月ぶり高値(東京・6面)
●調布陥没、因果的関係認め社長謝罪、東日本高速(東京・23面)
●いすゞ、米社からエンジン、ディーゼル電動車集中、コスト減(日経・1面)
●日野自、最終赤字120億円、今期、北米工場停止で(日経・19面)