ナビタイム、オンデマンド型交通対応のMaaS実証実験向けアプリを提供開始

オンデマンド型交通に対応したMaaSアプリ
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ナビタイムジャパンは、オンデマンド型交通に対応したMaaS実証実験向けアプリ「Hitachi MaaS」の提供を12月8日より開始した。

Hitachi MaaSとは、茨城県内全ての既存交通手段や高速バス、本実証実験で運行するオンデマンドタクシーなどを組み合わせたルートを案内するアプリだ。オンデマンドタクシーの予約や、ひたちBRTや高速バス、ひたちなか海浜鉄道の乗車券、日立市内路線バス1日乗車券等の周遊券の購入も可能。ナビタイムジャパンはこの実証実験に技術協力し、本アプリの開発を行い、同日から2021年3月末(予定)まで提供する。

今回、同社独自の経路探索エンジンをもとに、ナビタイムジャパンでは初めて、オンデマンド型交通と複数の移動手段を組み合わせたルートの提供を実現した。本実証実験のオンデマンドタクシー対象エリア「大沼エリア」「宮田・助川・成沢エリア」にてルート検索すると、仮想停留所の位置を考慮し、対象のルートがある場合、ドアtoドアの最適なルートを提示する。

今回の対応により、地域住民は、デマンドタクシーを利用した目的地までの最適なルート確認から配車予約、決済まで一貫して行えるようになる。また、事業者にとっては、ルート検索上で直接オンデマンドタクシーを提案できるようになり、サービスの周知と利用促進に繋げることができる。

地方部では、高齢化や人口減少による公共交通ネットワークの縮小など、移動の制約に関する地域課題がある。その課題に対し、利用者の希望する場所や時間に柔軟に対応できるオンデマンド型交通の需要が高まり、全国で実証実験が実施されている。ナビタイムジャパンでは、オンデマンド型交通対応のルート案内や配車サービスを提供することで、移動に関連する不便や不安を解消し、快適なお出かけをサポートしていく。

《纐纈敏也@DAYS》

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