GM(General Motors)は10月16日、米国ミシガン州デトロイトのハムトラムク工場を改修し、EV専用工場の「ファクトリーゼロ」を開設すると発表した。 ファクトリーゼロは、GMのマルチブランドEV戦略の出発点になる工場だ。GMはファクトリーゼロへの改修に22億ドルを投資し、EVだけを量産する工場に変更する。22億ドルの投資は、GMの歴史において、単一工場への最大の投資額になるという。 ファクトリーゼロではまず、GMCブランドの『ハマーEVピックアップ』と自動運転車の『クルーズ・オリジン』を組み立てる。ハマーEVピックアップの生産は、2021年後半に開始される予定だ。 ハマーEVピックアップは、GMの次世代EVパワートレインの「アルティウム・ドライブ」をベースにする。中でも、「アルティウム・バッテリー」は、大容量のパウチ型セルをバッテリーパック内で垂直にも水平にも積み重ねることができる方式を採用している。これにより、エンジニアは各車両のデザインに応じて、バッテリーの蓄電容量やレイアウトを最適化することができるという。 GMは、アルティウム・バッテリーの蓄電容量が50~200kWhで、航続はフル充電で最大644km以上、0~96km/h加速は3秒以内を想定している。自社開発による電気モーターは、前輪駆動(FWD)、後輪駆動(RWD)、全輪駆動(AWD)、パフォーマンスAWDに幅広く対応している。
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