FCA(フィアット・クライスラー・オートモービルズ)は9月17日、新プロジェクトによるEVやプラグインハイブリッド車(PHV)向けの急速充電ステーションを、イタリア・ローマのレオナルド・ダ・ヴィンチ国際空港(フィウミチーノ空港)に開設した、と発表した。
この新プロジェクトは、「モビリティストア」と呼ばれるものだ。FCAの金融部門のFCAバンクの子会社で、モビリティ事業を手がけるLeasys社と協力。FCAは電動車を手軽に急速充電できるモビリティストアを、広く設置していくことを目指している。
このプロジェクトが今回、イタリア・ローマのレオナルド・ダ・ヴィンチ国際空港に急速充電ステーションを開設した。電動車の顧客は、出力22KWで急速充電を行える。FCAは2020年末までに、イタリアの主要都市の中心部、空港、駅などに、400のモビリティストアを設置し、充電ステーションを合計1200拠点に拡大する計画だ。
FCAは2021年までに、新車販売の60%をEVやPHV、ハイブリッド車で構成し、CO2排出量を大幅に削減することを目指す。このプロジェクトでは、LeasysのパートナーであるEnel Xのサポートを受けながら、急速充電ステーションを設置する。
なお、モビリティストアでは、EVとなった新型フィアット『500』、プラグインハイブリッド車(PHV)のジープ『レネゲード』と『コンパス』の「4xe」などの電動車の急速充電が行える。