東武伊勢崎線複々線区間の急行線が上下とも高架化…竹ノ塚駅付近 9月26日から

高架化工事中の竹ノ塚駅。
  • 高架化工事中の竹ノ塚駅。
  • 高架化工事中の竹ノ塚駅。
  • 伊勢崎線竹ノ塚駅付近連続立体化事業の完成イメージ。
  • 伊勢崎線竹ノ塚駅付近連続立体化事業の竹ノ塚駅駅部完成イメージ。

東武鉄道(東武)は9月1日、「東武スカイツリーライン」こと伊勢崎線西新井~谷塚間(東京都足立区栗原4丁目付近~同東伊興3丁目付近)約1.7kmの上り急行線高架区間を9月26日から使用開始すると発表した。

竹ノ塚駅(東京都足立区)を含むこの高架区間は、東京都足立区が2011年度から進めている「東武伊勢崎線(竹ノ塚駅付近)連続立体交差事業」として建設されていたもので、東武とは2012年3月に施工協定を締結していた。

以来、下り急行線は2016年5月に高架化されたが、上り急行線については、草加方の高架橋建設時に使用した鋼矢板が軌道内に埋まっていることが確認されたことから、使用開始が1年半程度先送りされ、その撤去工事が進められていた。今回の上り急行線高架化により、伊勢崎線複々線区間(北千住~北越谷)の外側を通る急行線は上下とも高架化されることになる。

この事業は2023年度まで計画されており、今後は2か所ある踏切の撤去や完全高架化が実施される予定で、東武では「今後も足立区と協力し、踏切による交通渋滞の解消、鉄道により分断されている街の一体化などを図るため、引き続き連続立体交差事業を推進してまいります」としている。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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