京阪のプレミアムカー、3000系への導入は2021年1月…昼間の特急すべてに連結

先発の8000系(左)と調和したデザインとなる3000系(右)のプレミアムカー。
  • 先発の8000系(左)と調和したデザインとなる3000系(右)のプレミアムカー。
  • 3000系プレミアムカーのデザイン。従来車は2+1列のセミクロスシートで、クロスシートは自動転換式となっている。
  • 3000系プレミアムカー(上)と8000系プレミアムカーの側面の違い。3000系は、扉周りの金色は8000系と共通だが、ベースとなる色は3000系の基本色である紺・白・銀を組み合わせたものとなる。扉は8000系は片開きだが、3000系では両開きとなる。
  • 3000系では8000系と異なり、エントランス部のガラス仕切り壁にも大型テーブルが設置される。
  • 3000系のプレミアムカーでは、複層ガラスの層間に種別や行先などを表示する液晶ディスプレイを内蔵した「infoverre WindowシリーズBarタイプ」と呼ばれるガラスを採用。鉄道車両の車外向け窓用ガラスとして世界で初めての採用となり、車内の案内表示器にも使われる。
  • 先発の8000系(右)と調和したデザインとなる3000系(左)のプレミアムカー。
  • 京阪3000系

京阪電気鉄道(京阪)は5月12日、3000系全編成(8両編成6本)へ2021年1月、「プレミアムカー」を導入すると発表した。

プレミアムカーは2017年8月、京阪特急に初めて導入された2+1列のリクライニングシートが並ぶ座席指定特別車両。

現在は8000系の6号車に改造車を連結しているが、3000系へは新造車を充当し、8000系と同じく6号車に連結される。これにより、原則として昼間の特急(1時間あたり上下各6本)がすべてプレミアムカー付きとなる。

3000系のプレミアムカーは、8000系のものと比べてシートピッチが20mm拡大しているほか、クッションを調節して座り心地を向上。8000系と同様に微粒子イオンで車内の空気を浄化する「ナノイーX」発生装置を備える。

なお、3000系へのプレミアムカー連結に合わせて、クレジットカードや交通系ICカード、QRコードなどのキャッシュレス決済によりプレミアムカー券やライナー券を購入できる座席指定券売機が、特急停車駅のホームなどに設置される。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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