東急電鉄(東急)、東武鉄道(東武)、東京地下鉄(東京メトロ)は5月11日、6月に実施するダイヤ改正の概要を発表した。
いずれも実施日は6月6日で、東急では大井町発18時台から運行している大井町線の田園都市線長津田直通急行を17時台からに繰り上げるとともに、大井町線の有料座席指定サービス『Q SEAT』の運行本数(平日)を、現行の倍となる10往復に拡大する。これにより大井町始発の田園都市線直通急行は現行の18時12分発から17時30分発となる。
ただし、『Q SEAT』は新型コロナウイルスの感染拡大を受けて4月27日からサービスを休止しており、その再開と運行拡大時期については、今後の感染状況や利用状況を考慮して決定するとしている。
一方、東武と東京メトロでは、伊勢崎線~日比谷線直通の座席指定列車「THライナー」の運行を朝に久喜→恵比寿間で、夕夜間に霞ヶ関→久喜間で開始する。
時刻は久喜発が平日6時12分・8時13分、土休日8時13分・9時23分、霞ヶ関発が平日18時2分~22時2分の間1時間ごと、土休日16時2分~20時2分の間1時間ごと。
また日比谷線内では、平日に霞ヶ関行き8本を中目黒行きに、霞ヶ関始発7本を中目黒始発にそれぞれ変更。土休日では8~9時台の北千住~中目黒間で1往復増発する。
これに伴ない、東急田園都市線でも一部列車の時刻や種別、行先、退避駅の変更が実施される。
このほか東武では、亀戸線の終電繰下げ、南栗橋~東武宇都宮間の直通運転と同区間でのワンマン運転、東武ワールドスクウェア駅(栃木県日光市)の全列車停車も実施される。