充実する私鉄の座席指定…東急・東武・東京メトロでダイヤ改正 6月6日

黄色い『Q SEAT』車を連結した大井町線の6020系。「Qシート」は4月27日から休止中で、その再開と運行拡大は新型コロナウイルスの感染状況などにより判断される。
  • 黄色い『Q SEAT』車を連結した大井町線の6020系。「Qシート」は4月27日から休止中で、その再開と運行拡大は新型コロナウイルスの感染状況などにより判断される。
  • 田園都市線2020系
  • 日比谷線13000系
  • 『THライナー』へ投入される東武70090形。東京メトロ日比谷線へ直通する初の座席指定制列車となる。
  • 東武では、ワンマン運転を南栗橋~東武宇都宮間に拡大することに合わせて、20040形の車体側面にカメラを搭載し、ホームの安全確認を行なう「車上ITVシステム」を導入する。

東急電鉄(東急)、東武鉄道(東武)、東京地下鉄(東京メトロ)は5月11日、6月に実施するダイヤ改正の概要を発表した。

いずれも実施日は6月6日で、東急では大井町発18時台から運行している大井町線の田園都市線長津田直通急行を17時台からに繰り上げるとともに、大井町線の有料座席指定サービス『Q SEAT』の運行本数(平日)を、現行の倍となる10往復に拡大する。これにより大井町始発の田園都市線直通急行は現行の18時12分発から17時30分発となる。

ただし、『Q SEAT』は新型コロナウイルスの感染拡大を受けて4月27日からサービスを休止しており、その再開と運行拡大時期については、今後の感染状況や利用状況を考慮して決定するとしている。

一方、東武と東京メトロでは、伊勢崎線~日比谷線直通の座席指定列車「THライナー」の運行を朝に久喜→恵比寿間で、夕夜間に霞ヶ関→久喜間で開始する。

時刻は久喜発が平日6時12分・8時13分、土休日8時13分・9時23分、霞ヶ関発が平日18時2分~22時2分の間1時間ごと、土休日16時2分~20時2分の間1時間ごと。

また日比谷線内では、平日に霞ヶ関行き8本を中目黒行きに、霞ヶ関始発7本を中目黒始発にそれぞれ変更。土休日では8~9時台の北千住~中目黒間で1往復増発する。

これに伴ない、東急田園都市線でも一部列車の時刻や種別、行先、退避駅の変更が実施される。

このほか東武では、亀戸線の終電繰下げ、南栗橋~東武宇都宮間の直通運転と同区間でのワンマン運転、東武ワールドスクウェア駅(栃木県日光市)の全列車停車も実施される。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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