DTM、難局に直面…アウディが2020年シーズン限りでの離脱を発表

アウディが2020年シーズンを最後にDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)での活動を終えることを決定、発表した。シリーズ統括団体「ITR」への報告も27日に済ませたとしており、DTMはシリーズとして難局に直面する格好となった。

欧州を代表するハコ車カテゴリーのDTMは、2018年シーズンの時点ではアウディ、BMW、メルセデスの戦いとなっていた。同年限りでメルセデスが撤退するも、2019年は「Rモータースポーツ」という陣営がアストンマーティン・ブランドでマシンを仕立て参戦、3社競合の状態が維持されることに。同年11月には富士スピードウェイにて、車両規定共通化路線を進めてきたSUPER GT/GT500クラスとの特別交流戦も実施されている(アストン勢は不参戦)。

しかし今季2020年はアウディとBMWの2メーカーの戦いという構図になり、さらには新型コロナウイルス問題の影響でシーズンはまだ開幕していない状況。そこにアウディの今季限りでの活動終了という報がもたらされることになった。

アウディは今後、フォーミュラEとカスタマーレーシング(GT3など)の活動にさらに注力するとしているが、今回のDTM撤退を含むモータースポーツ活動見直しの背景には、やはり新型コロナウイルス問題による経済面への影響も加味されている旨がプレスリリースには記されている。

参戦メーカーの減少により(2021年はBMWのみに?)、DTMはシリーズとしての未来図を大きく描きかえる必要に迫られることとなるだろう。協調姿勢をとる日本のSUPER GTにも、なんらかの影響が及ぶ可能性がある。

新型コロナウイルス問題による経済の悪化は、これからこういったかたちで続々とモータースポーツ界に波及してくることが大いに予想されるところ。世界のあちこちで、予想もつかない大きな変動が起きる可能性もありそうだ。

なおDTMの2020年シーズンは、現段階で発表されているスケジュール案では7月10~12日に開幕する予定となっている。

《遠藤俊幸》

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