燃料電池車とEVに燃費・電費測定を義務付け WLTP方式

トヨタのFCV、MIRAI(参考画像)
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  • 日産のEV、リーフ e+(参考画像)

国土交通省は、道路運送車両の保安基準を改正し、燃料電池車や電気自動車について国際基準(WLTP)に基づく燃費・電費測定を義務付けると発表した。

燃料電池車はこれまで、燃費の計測が義務付けられていなかったが、2019年6月の国連欧州経済委員会自動車基準調和世界フォーラム(WP29)第178回会合で燃費試験法の国際基準(WLTP)の改正が採択された。これを踏まえて今後販売される燃料電池車は、WLTPによる水素の燃費(km/kg)測定を義務付ける。

これによって水素の燃費が燃料電池車の諸元表に記載されることになり、燃料電池車同士で国際基準によって環境性能を比較することが可能となり、環境性能の高い燃料電池車を選択できるようになる。

また、2030年度乗用車燃費基準で燃費測定法についてはWLTCモード法を採用した。これを受けて従来、JC08モード法での計測も許容されていた電気自動車の電費(Wh/km)についても、ガソリン乗用車と同様、WLTPで測定することを義務付ける。

4月1日に公布・施行した。

《レスポンス編集部》

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