首都圏も今週末1600万人巣ごもりへ、サンミツ=密集、密封、密接は御法度で[新聞ウォッチ]

宴会禁止の東京・上野公園(3月26日)
  • 宴会禁止の東京・上野公園(3月26日)
  • 東京、地下鉄の駅(3月26日)
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気になるニュース・気になる内幕。今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析する新聞ウォッチ。…………

東京都に住んでいる人口の数はおよそ1395万人だが、これが千葉や埼玉、神奈川などの近県から通勤や通学などで都内に訪れる昼間の人口は1600万人近くに膨れ上がるそうだ。

新型コロナウイルスの感染者が都内で急増していることを受け、東京などの1都4県が、今週末の外出や首都への往来を控えるよう求める異例の対策を打ち出した。感染者の爆発的な増加やロックダウン(都市封鎖)の回避に向け、不要不急の外出自粛を呼びかけることが、重大局面を乗り越えるために不可欠だからという。

きょうの各紙もすべて1面トップで「首都圏一円『移動自粛』5都県知事が共同要請」(朝日)などと報じている。ただ、住民からは感染防止対策に理解を示しながらも、急な要請に困惑する声も多く上がっている。各紙の社会面のタイトルからも読み取れるが、たとえば、朝日は「首都圏往来自粛どこまで」として「埼玉都民『テレワーク無理」や「保護者『実家で子を遊ばせたいが」。毎日も「急な自粛、首都圏困惑」「週末仕事どうすれば」。産経は「買いだめ商品棚空っぽ、外出自粛要請先見えず不安」など。

ヒトやモノの移動が止まり首都圏機能がマヒすれば、経済への影響が深刻化だ。日本政府が発表した月例経済報告では、6年9カ月ぶりに景気判断から「回復」の文字をようやく削除した。後退局面に突入していることが鮮明になった。

ただし、見えない脅威が相手では、不平や不満、嘆いたりしても、事態が急変するわけではない。逆風が吹き荒れているときには、あせって新たな行動を起こさず冷静に判断し、忍耐強く嵐の過ぎ去るのを待つほうが賢明のようである。人の行動もクルマの運転のように、あおりのような急接近は事故につながり、大渋滞の混雑を回避して迂回するほうが快適なドライブが楽しめる。とりあえず、今週末はサンミツ(密集、密封、密接)を避けてマスク、手洗いを忘れずに……。

2020年3月27日付

●新型コロナ、政府対策本部を設置、外出自粛21日程度(読売・1面)

●景気判断「回復」を削除、3月月例報告、6年9か月ぶり「厳しい状況」(読売・1面)

●JXTG初の赤字転落へ(読売・12面)

●FCVトラック量産へ、三菱ふそう、20年代に(読売・12面)

●首都圏一円「移動自粛」5都県知事が共同要請(朝日・1面)

●世界同時不況の恐れ、コロナ消費・生産直撃(毎日・2面)

●都内感染最多47人、週末外出自粛、埼玉・神奈川も(産経・1面)

●曙ブレーキ、岡山の工場閉鎖撤回(日経・15面)

●ホンダ、バイクレンタル事業化(日経・15面)

●ジャパンタクシー・KDDI提携(日経・15面)

●古い車部品供給いつまで、豊田合成、保管肩代わり(日経・17面)

《福田俊之》

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