今シーズンからドイツツーリングカー選手権(DTM)との共通規則「Class1」に準拠したマシンが登場するGT500クラスはホンダ『NSX-GT』が頭一つ抜け出る速さを披露。午後のセッションで17号車NSX-GTのベルトラン・バケットが1分17秒850をマークし、この日の総合トップタイムとなった。2番手はNo.8 ARTA NSX-GTで、昨年GT300チャンピオンとなり今季はGT500にステップアップする福住仁嶺が1分18秒147をマークした。3番手にはトヨタ『GR Supra』勢の最上位としてNo.36 au TOM’S Supraのサッシャ・フェネストラズが1分18秒236を記録した。
GT300クラスは目まぐるしく順位が入れ替わる1日となったが、最後にトップタイムを記録したのはNo.21 Hitotsuyama Audi R8 LMSのクリストファー・ミース。彼はアウディのファクトリードライバーでニュルブルクリンク24時間レースなどで活躍経験のある選手ではあるが、日本でのレースは初めて。岡山国際サーキットも初走行だったが、そんなことを感じさせない速さを披露し1分25秒649をマーク。2番手以下に0.5秒近い差をつけてGT300クラストップタイムを記録した。
2番手にはNo.96 K-tunes RC F GT3、3番手にはNo.2シンティアム・アップル・ロータスがつけた。《藤木充啓》