旭化成、米Adient社の自動車内装ファブリック事業を買収…欧州の基盤強化

シナジー創出の考え方
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旭化成は3月6日、米国子会社Sage社が米国Adient社の自動車内装ファブリック事業を1億7500万米ドル(約188億円)で買収すると発表した。

Sage社は米国を中心に、自動車内装材に用いる各種繊維製品の開発・製造・販売を手掛けるカーシートファブリックのグローバルサプライヤー。同社にとって自動車市場のトレンド発信拠点である欧州は、事業拡大に向けた重要な市場となっている。

今回買収するAdient社の自動車内装ファブリック事業は、その欧州を中心にグローバルで複数の拠点を展開。また、欧州の主要自動車メーカーからデザイン力や品質を高く評価されており、欧州のカーシートファブリック市場で有数の地位を築いている。

旭化成は、Adient社の自動車内装ファブリック事業を買収することで、同社が持つ欧州を中心としたマーケティング・生産・開発機能とSage社の事業を組み合わせ、欧州自動車市場における事業拡大と基盤強化を図る。

《纐纈敏也@DAYS》

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