レクサス RX 、改良新型2020年モデル出展へ…シカゴモーターショー2020

新デザインの前後マスク

8インチタッチスクリーンが全車標準

最新のレクサス・セーフティ・システム+2.0

レクサス RX の2020年モデル(北米仕様)
  • レクサス RX の2020年モデル(北米仕様)
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レクサスの米国部門は2月3日、米国で2月6日に開幕するシカゴモーターショー2020に、『RX』(Lexus RX)の改良新型となる2020年モデルを出展すると発表した。

新デザインの前後マスク

現行RX初の大幅改良を受けて登場した2020年モデルでは、前後マスクを中心にエクステリアを変更した。スピンドルグリルには、L字モチーフのブロックメッシュパターンを採用する。メッシュグリルに抑揚をつけ、中心部に向けて押し出しのある立体造形とすることで、バンパーサイドとの一体感を表現している。

また、グリルのフレームをバンパーサイドからの流れに呼応する形状とし、サイドから見ても一体感のあるデザインに変更した。ヘッドランプはユニットの形状を従来よりも小型化することにより、シャープな印象を持たせている。

「Fスポーツ」などのグレードには、世界初の「ブレードスキャン式AHS(アダプティブ・ハイビーム・システム)」を搭載する。光源であるLEDからの光を高速で回転するブレードミラーに照射。ブレードミラーに反射した光が、レンズを介して高速移動しながら前方を照らす新機構のAHSだ。レクサス RX の2020年モデル(北米仕様)レクサス RX の2020年モデル(北米仕様)

残像効果で光は動いているように見えないが、ブレードミラーの回転に同期させて、LEDの光を適切なタイミングで点灯・消灯することで、配光を細かく制御することができる。これにより、従来のAHSより細かい遮光が可能となり、ハイビームの照射範囲を広げることができ、対向車や先行車を眩惑することなく、早く歩行者や標識を認識することができる。

リアは、テールランプの上部にL字を4つ重ねたモチーフを配置し、下部はそのモチーフを反転させた新デザインを導入した。リアのバンパーサイドからバンパーの下側につながるラインと、後部ピラー下端のウィンドウグラフィックを合わせて、車両後方へ抜けるデザインに変更。さらに、バンパー下端のマフラー、アンダーガードなどの部品を水平基調とし、ワイド感を強調している。レクサス RX の2020年モデル(北米仕様)レクサス RX の2020年モデル(北米仕様)

8インチタッチスクリーンが全車標準

インテリアは、ナビゲーションのタッチディスプレイ化、USBソケットやスマートフォン収納の追加、タッチパッド式のリモートタッチの採用などを行う。中でも、マルチメディアシステムは、新たにタッチディスプレイを採用するとともに、スマートフォン連動機能として、Apple 「CarPlay」やグーグルの「Android Auto」に対応した。アプリケーションを音声で操作することが可能になるなど、利便性が向上している。

2020モデルは、8インチタッチスクリーンを全車に標準装備した。オプションで、12.3インチの高解像度スプリットスクリーンマルチメディアディスプレイを用意した。アマゾンの音声アシスト、「アレクサ」にも対応している。

最新のレクサス・セーフティ・システム+2.0

2020年モデルには、先進運転支援システム(ADAS)として、最新の「レクサス・セーフティ・システム+2.0」を搭載した。従来の単眼カメラ+ミリ波レーダーの構成はそのままに、単眼カメラとミリ波レーダーの性能向上により、昼間の自転車や夜間の歩行者も検知できる。この最新「プリ・コリジョン・システム」は衝突の危険性がある場合、ドライバーに警告し、ブレーキの制動力を増やす。警告にドライバーが反応せず、システムが、衝突が差し迫っていると判断すると、自動ブレーキが作動し、シートベルトを引き込む。

さらに、自動車専用道路などにおいて、設定した速度内で前走車との距離を一定になるよう加減速制御する「レーダークルーズコントロール」、同一車線内の中央を走行できるよう操舵を支援する「レーントレーシングアシスト(LTA)」、単眼カメラで主要な道路標識を読み取り、メーターとヘッドアップディスプレイ内に表示する「ロードサインアシスト(RSA)」が採用されている。

《森脇稔》

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