豊田通商など、エジプト初の自動車専用ターミナルの運営事業に参画

自動車専用ターミナルのの位置図
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豊田通商は1月28日、ボロレ社、日本郵船とともに、エジプト初の自動車専用ターミナルの運営事業に参画すると発表した。

エジプトでは人口増加と経済発展に伴い自動車市場が拡大し、完成車の輸入増が見込まれている。現在同国の完成車輸入の主要港であるアレキサンドリア港は、自動車以外の貨物も取り扱う多目的港で、慢性的な収容スペース不足などの課題を抱えており、新たな受け入れ港の開発が望まれている。

3社はエジプト初となる自動車専用ターミナルを東ポートサイード地区に建設。大型自動車専用船2隻が同時に着岸可能な岸壁と十分な車両収容スペースを確保することで、今後の需要増大に対応する。今後、運営事業会社を設立し、2021年末に商業運転を開始する予定だ。

自動車専用ターミナルでは、ボロレ社がアフリカで港湾運営事業を通じて蓄えた知見に加え、日本郵船が世界各地で培ってきた完成車輸送およびターミナル運営の豊富な経験と技術などを融合させ、高品質なサービスを提供。豊田通商は、アジア、中東、アフリカを中心に港湾や空港などの交通インフラ事業に取り組んでおり、ターミナル運営事業を通じて、エジプトの自動車産業および同国経済の発展に貢献する。

《纐纈敏也@DAYS》

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