今春闘、トヨタ労組が平均1万100円賃上げ要求、前年妥結額600円減[新聞ウォッチ]

トヨタ自動車元町工場
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  • 武漢市の高速道路料金所で行われている検温
  • 閉鎖された武漢市の漢口駅

気になるニュース・気になる内幕。今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析する新聞ウォッチ。…………

「お小遣い 値上げトライも 逆ジャッカル」。「足りないの? そもそも無いよ 2000万」。「還暦は ゴールじゃなくて 通過点」---。

第一生命保険が発表した恒例のサラリーマン川柳コンクールの優秀作品の一例だが、家庭や職場での悲哀や戸惑いをユーモアたっぶりに表現した句ばかりで、いつも胸を揺さぶられる。

そんな中、この時期サラリーマンにとってはヤキモキするのが2020年春闘での賃上げ交渉。その相場のけん引役とされているトヨタ自動車の労働組合は、定期昇給やベースアップ(ベア)に相当する賃金改善分を合わせ、全組合員1人平均1万100円の賃上げを要求する執行部案を固めたという。

昨日の読売などの報道に続いて、きょうの朝日などにも「トヨタ労組要求前年以下、賃上げ月1万100円」などと取り上げている。

それによると、手当の内容に差があるために単純比較はできないものの、今春闘での要求額は前年妥結額の1万700円を600円下回るという。またボーナスについては、満額回答だった去年を0.2か月分下回る、6.5か月分を要求するとしている。

ベアについては、一律での賃上げではなく、人事評価に応じて、差をつける新たな方法を提案する方針で、トヨタ労組は「自動運転や電動化の技術をめぐる開発競争が激しくなるなど経営環境が激変する中、組合としても危機感を示すねらいがある」とみられる。

ただ、朝日によると「19年要求に引き続き、ベアの要求額は非開示する」方針で、20年もこの流れが続くと伝えている。執行部は要求額を今月27日に組合員に示し、2月7日に正式に決定する見通しだが、要求段階では非開示にするとはいえ、経営側に"忖度"とも思える賃上げ要求が、他の企業の労使交渉にどんな影響を与えるか注目される。

2020年1月24日付

●新型肺炎、武漢を封鎖、周辺市も、邦人現地で感染か(読売・1面)

●日産前副COO日本電産に入社(読売・8面)

●トヨタ労組要求前年以下、春闘賃上げ月1万100円(朝日・7面)

●社説・今年の春闘、着実な賃上げが前提に(朝日・12面)

●ホンダなど5.7万台リコール、スズキ4.3万台リコール(朝日・29面)

●全日空など武漢便欠航(毎日・1面)

●新型肺炎、武漢進出のホンダ・日産。自動車操業影響も、出張見合わせや検査指示(産経・12面)

●パイオニア「財務再建ほぼ終了」矢原新社長、新事業に投資拡大(産経・12面)

●悲哀、戸惑い「サラリーマン川柳」入選句 (東京・6面)

●新幹線客の手荷物検査、JR東・東海、検知犬でテロ対策、五輪を機に(日経・1面)

●日本電産、営業益15%増、10~12月、中国向けが回復(日経・1面)

●テスラ株上昇過熱感も、時価総額VW超え、CASEで高評価(日経・11面)

●ヤマトHD、事業会社に、成長投資4年で2000億円(日経・11面)

《福田俊之》

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