同じ千葉の中小鉄道が応援…小湊鐵道の災害復興へ向けた記念切符を発売 12月8日から

上総中野駅に並ぶ小湊鐵道(右)といすみ鉄道の気動車(左)。黄色い車両は、現在は運行されていないいすみ鉄道の「ムーミン列車」。2010年9月撮影。
  • 上総中野駅に並ぶ小湊鐵道(右)といすみ鉄道の気動車(左)。黄色い車両は、現在は運行されていないいすみ鉄道の「ムーミン列車」。2010年9月撮影。
  • 3社の硬券切符がセットになった「小湊鐵道復興応援切符」。いすみ鉄道久我原駅の入場券はこの切符の発売のために製作された。

千葉県のいすみ鉄道(大原~上総中野)と銚子電気鉄道(銚子~外川)は12月3日、台風19号による被災で現在も一部区間で運行見合せが続いている小湊鐵道(五井~上総中野)の復興を応援する「小湊鐵道復興応援切符」を12月8日から発売すると発表した。

小湊鐵道では、現在も土砂崩壊などのため里見~上総中野間が不通となっており、千葉県内の鉄道では唯一、全線が再開していない。

そこで、同じ千葉県の中小鉄道であるいすみ鉄道と銚子電気鉄道の2社が「一刻も早い復興を応援させていただく」として発売することになり、小湊鐵道だけではなく、発売2社の支援にもつながるとしている。

小湊鐵道の飯給(いたぶ)~上総中野間の硬券乗車券、いすみ鉄道久我原駅(千葉県大多喜町)の硬券入場券、銚子電気鉄道本銚子駅(千葉県銚子市)の硬券入場券の計3枚がセットになったもので、いすみ鉄道では大原・大多喜の各駅(12月8日のみ、冬の陣イベント会場で発売)、銚子電気鉄道では仲ノ町駅で発売。発売額は1000円。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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