メルセデス・ベンツ日本は11月21日、『Sクラス』6車種について、エンジンコントロールユニット(ECU)に不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは、「S550」、「S550クーペ」、「S550クーペ4MATIC」、「S550カブリオレ」、メルセデスマイバッハ「S550」、メルセデスマイバッハ「S550 4MATIC」の6車種で、2013年5月20日から2018年1月29日に輸入された7254台。
ECUの制御プログラムにて、車両へ搭載する仕様指示が不適切なため、失火検知の診断が正しく作動しないことがある。そのため、不具合が生じていないにも係わらずメーターパネル内のエンジン警告灯(MIL)が点灯し、誤検知したシリンダの燃焼を休止させて、最悪の場合、排出ガスが基準値を超えるおそれがある。
改善措置として、全車両、ECUの制御プログラムを対策プログラムに書き換える。
不具合および事故は起きていない。ドイツ本社からの情報によりリコールを届け出た。