コンチネンタル(Continental)は、ミラノモーターサイクルショー2019(EICMA 2019)において、ブルートゥース接続や自動燃料遮断などの機能を可能にする二輪車向け新型エンジン制御ユニットを発表した。
この新型エンジン制御ユニットは、コンチネンタルから分社したパワートレイン部門、ヴィテスコ・テクノロジーズが開発したものだ。「M4L_BLE(Bluetooth Low Energy)」と呼ばれる。
この新型エンジン制御ユニットでは、ヴィテスコ・テクノロジーズが開発したアプリを使用すると、ライダーは、スマートフォンに平均速度や平均燃費を表示したり、オンボード診断システムのエラーログを読み取ったりすることができる。
さらに、アプリにはデジタルキーの機能があり、いわゆる「キーレスゴー」を有効にすることができる。バイクに座ったら、スマートフォンでライダーを認証し、スタートボタンにタッチしてエンジンを始動する。デジタルキーの共有も可能だ。
また、この新型エンジン制御ユニットは機能の拡大により、CAN(コントローラー・エリア・ネットワーク)通信への統合が可能になる。センサーを追加すれば、バイクの転倒を検知し、倒れた場合は自動的に燃料供給を遮断できる、としている。