VWの新コンパクトSUV「T-Roc」に最強ディーゼル… 欧州で発表

ティグアンの下に位置

最大トルク40.8kgm

上級車に匹敵するコネクトと先進運転支援

フォルクスワーゲン T-Roc ブラックスタイル
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フォルクスワーゲンは9月20日、新型SUVの『T-Roc』(Volkswagen T-Roc)に、欧州で強力なディーゼルエンジンを搭載する最上級グレードを設定すると発表した。

ティグアンの下に位置

T-Rocは、フォルクスワーゲンのSUVラインナップの中で、第4のモデルだ。『ティグアン』の下に位置するコンパクトSUVとなる。車台は、フォルクスワーゲングループの新世代モジュラープラットホーム、「MQB」をベースとした。小型SUVに対する需要は世界中で増していることから、フォルクスワーゲンも、このカテゴリーへの参入を決めた。

外観は、クーペのようなルーフラインをはじめ、ワイド感が強調されたフロントマスクが特長だ。コンパクトSUVでありながら、存在感を発揮するスタイリングとした。フォルクスワーゲンのSUVとしては、初のツートンボディカラーをはじめ、顧客の個性を反映させるパーソナリゼーションオプションが、豊富に設定される。

乗車定員が5名の室内は、ボディカラーと同色のトリムパネルが選べる。荷室容量は、シートが通常状態で445リットルだ。60対40の分割方式の後席を倒せば、最大で1290リットルに拡大する。フォルクスワーゲンによると、クラス最大の容量という。

最大トルク40.8kgm

今回、欧州で設定されたのが、ディーゼルエンジン搭載の最強グレードだ。2.0リットル直列4気筒ターボディーゼル「TDI」エンジンは、最大出力190ps、最大トルク40.8kgmを引き出す。駆動方式は4WDの「4 MOTION」だ。トランスミッションには、7速「DSG」を組み合わせる。

「ブラックスタイル」のデザインパッケージも新設定された。ドアミラーハウジング、サイドトリム、グリルトリムストリップ、18インチの「グランジヒル」アルミホイールなどをブラックで仕上げた。Cピラーも、グレーとブラックのグラフィックパターンとした。

上級車に匹敵するコネクトと先進運転支援

最新の車載コネクティビティと先進運転支援システム(ADAS)を採用する。フォルクスワーゲンブランドの入門SUVとしての役割を担うモデルだが、車載コネクティビティや安全装備の面では、上級車に匹敵する内容が盛り込まれる。

車載コネクティビティでは、アクティブインフォメーションディスプレイとインフォテインメントシステムを連携させ、新しいデジタル対話型コックピットを提示した。 スマートフォンやフォルクスワーゲン「カーネット」と接続すれば、幅広いオンラインサービスやアプリを使用したり、電話やメディアライブラリを統合したりすることが可能だ。

安全面では、T-Rocは全グレードに、緊急ブレーキ、歩行者モニタリング、フロントアシストエリアモニタリング、アクティブレーン保持システム、レーンアシストを標準装備した。緊急サービス、自動事故通知、ロードサイドアシストも用意される。

オプションで、アダプティブクルーズコントロール(ACC)、リアビューリバーシングカメラ、リアトラフィックアラート、ブラインドスポットモニター、ブレーキ機能付きパークアシスト、交通渋滞アシストなどが選択できる。

《森脇稔》

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