在来線用ICカード定期券の2社跨り利用が可能に…東海道・山陽新幹線の定期券もICカード化 2021年春

東海道・山陽新幹線の新幹線定期券もICカード化されるが、効力は現在の磁気券と変わらない。
  • 東海道・山陽新幹線の新幹線定期券もICカード化されるが、効力は現在の磁気券と変わらない。
  • 会社間を跨る在来線用ICカード定期券の利用イメージ。JR東日本~JR東海、JR東海~JR西日本のように隣接する会社間のものが対象となる。

JR東日本、JR東海、JR西日本は9月20日、ICカードエリアが跨る在来線用のIC定期券を2021年春に発売することを明らかにした。

JR東日本のSuicaとJR東海のTOICAに跨る場合、JR東海のTOICAとJR西日本のICOCAに跨る場合が対象で(3社跨りは不可)、JR東海では同時にTOICAのエリアに熱海・国府津・米原の各駅を加えるとしている。

ただし、エリアを跨り、なおかつ区間外乗車になる場合は、自動改札機を利用できない。

また、磁気券として発売している東海道・山陽新幹線東京~新岩国間を対象にした新幹線定期券「FREX」「FREXパル」を3社のICカードでも発売するとしており、現在の磁気券同様、在来線と新幹線に跨る場合や、東海道新幹線と山陽新幹線に跨る場合も発売。新幹線と並行する在来線も利用できる。

同時に、区間内に新幹線停車駅が2駅以上含まれる在来線用ICカード定期券を対象にした新幹線乗車サービスの利用区間に、東京~三島間と岐阜羽島~新岩国間も加え、東京~新岩国間で利用できるよう拡大するとしている。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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