まず、欧州の強豪陣営として知られるAudi Sport Team WRTのマシンはカーナンバーが「25」。歴代のRSモデルに共通する伝統のイメージカラーである「ノガロブルー」に身を包み、記念のロゴも掲出される。ノガロブルーは1994年登場の「アウディRS 2」に初採用され、それ以降RSモデルを象徴してきた色である。
昨年の鈴鹿10Hで3位表彰台を獲得した中国チームのAudi Sport Team Absolute Racing、こちらのR8 LMSはカーナンバー「125」での参戦になる。ホワイト基調のカラーリングで、#25と同様に記念ロゴが配される。#125 アウディR8 LMSのドライビングクルーはクリストファー・ハーゼ、マルクス・ヴィンケルホック、クリストファー・ミースの3名だ(ハーゼとヴィンケルホックは昨年3位時のドライバー。当時のもうひとりは今年WRT=#25の方に乗る前出のリンデだった)。
そしてもう1台、日本のSUPER GT/GT300クラスを主戦場とするAudi Team HitotsuyamaもR8 LMSで鈴鹿10Hに参戦する。車番はGT300参戦時と同じ21で、ドライバーはリチャード・ライアン、富田竜一郎のレギュラー両名にアレッシオ・ピカリエロが加わる布陣。昨年の鈴鹿10Hで8位に入っているチームだけに、同じトリオで参戦する今年も“地元”での連続好成績に期待がかかる。