JFEテクノス、EV用100kW超急速充電器を開発 電力基本料金を70%低減

開発中の超急速充電器 Super RAPIDAS-SR(イメージ)
  • 開発中の超急速充電器 Super RAPIDAS-SR(イメージ)

JFEテクノスは8月19日、従来品より充電時間を半減し、充電能力を高めたEV用100kW超急速充電器「Super RAPIDAS-SR」を開発し、2020年度上期から販売すると発表した。

JFEテクノスは、 2011年9月に世界で初めて蓄電池内蔵型超急速充電器の技術開発に成功。その後50kW蓄電池内蔵型急速充電器をこれまで160基販売してきた。今回、出力100kWの大容量電池を搭載したEVの普及に対応するため、100kW超急速充電器をラインアップした。

開発中のSuper RAPIDAS-SRは、CHAdeMO 2.0の最新基準に準拠した蓄電池内蔵型(最大出力100kW)の超急速充電器で、国内で販売されている充電器としては最大出力となる。また、内蔵蓄電池のアシストにより受電を50kW以下に抑えることが可能。急速充電器の受電契約で一般的な高圧受電契約に比べて電力基本料金が約70%も安価な低圧受電契約に対応する。例えば東京電力の場合、出力100kWクラスの急速充電器は高圧受電契約となり年間の電力基本料金は200万円程度、 これに対して低圧受電契約であれば58万円程度となる。

JFEテクノスは今後、Super RAPIDAS-SRの実証を2019年度内に完了し、2020年度上期にCHAdeMO認定を取得、全国に販売していく計画だ。

《纐纈敏也@DAYS》

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