プジョー 208 新型、2020年初頭に欧州発売へ…EVもラインナップ

プジョー 208 新型
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プジョーは8月7日、新型プジョー『208』(Peugeot 208)を2020年初頭、欧州で発売すると発表した。

プジョー208は、『207』の後継車として2012年3月、ジュネーブモーターショー2012で発表された。プジョーの主力Bセグメント車が208となる。その208がデビューから7年を経て、モデルチェンジを行った。新型は2世代目モデルだ。

プジョーの最新デザイン言語

新型208には、プジョーの新世代デザイン言語を導入する。これは、新型『508』から導入が開始されたもの。新型208では、フロントにシングルフレームグリルを採用し、ヘッドライトやテールランプには、「3つの爪」が表現されるのが新しい。上級グレードには、フルLEDヘッドライトを装備した。リアのディフューザーはグロスブラック仕上げが選択できる。クロームのテールパイプも装備できる。ボディサイズは先代よりも長く、ワイドで低くなった。

「GTライン」と「GT」では、光沢のあるブラックホイールアーチを装備する。プジョーによると、ホイールをより大きく見せるための演出だという。ボディカラーには、メタリックファロイエロー、トリプルコートのブルー、カラートップコート付きのエリキシルレッドなどが用意されている。

最新「i-Cockpit」搭載

新型208には、最新の「i-Cockpit」を採用する。i-Cockpitは、コネクティビティを重視したプジョーの新世代コクピットだ。新型208の最新のi-Cockpitは、直感的で、より自然なドライビングエクスペリエンスを目指してデザインされた操作パネルが特長だ。人間工学に基づいたタッチスクリーンも採用された。ドライバー正面のメーターは、デジタル表示となっており、情報がホログラム形式で投影される。

また、ステアリングホイールをよりコンパクトにし、ドライバーの視界や足下スペースを開放できるように配慮した。最大で10インチの大型タッチスクリーンは、インストルメントパネルの中央へ配置する。その下に、各種スイッチが並ぶ。8速ATのシフトレバーは電気式で、ワンタッチ操作が可能。ステアリングホイールには、パドルシフトを装着する。

センターコンソールの収納スペースでは、スマートフォンを誘導充電できる。Appleの「CarPlay」や、グーグルの「Android Auto」に対応した。最大4つのUSBソケットが装備できる。TomTomの「トラフィック・コネクテッド3Dナビゲーション」は、交通状況と危険な場所をリアルタイムで表示する。

初のEVは航続450km

2世代目モデルの新型に設定されるのが、EVのプジョーe-208だ。プジョーが属するPSAグループは、全モデルへの電動パワートレイン車の設定を計画している。この計画に沿う形で、新型208にEVがラインナップされた。

プジョーe-208は、「e-CMP」と呼ばれる電動モジュラー車台をベースに開発された。EVパワートレインは、モーターが最大出力136hp、最大トルク26.5kgmを発生する。バッテリーは、蓄電容量が50kWhと大容量だ。この効果で、1回の充電で最大450km(NEDC計測)の航続を備える。

バッテリーの充電は、家庭用コンセントでおよそ16時間。三相コンセントでおよそ5時間15分だ。出力100kWの急速チャージャーを利用すれば、バッテリーの8割の容量をおよそ30分で充電できる。

プジョーe-208は、3種類のドライブモードを持つ。「エコ」「ノーマル」「スポーツ」だ。このうち、スポーツではパフォーマンスが重視され、0~100km/h加速は8.1秒の性能を発揮する。

エンジン搭載車では、欧州向けのパワートレインとして、ガソリンとディーゼルを用意する。ガソリンは1.2リットル直列3気筒ターボ「ピュアテック」だ。最大出力は75hp、100hp、130hpの3種類が設定される。ディーゼルは、1.5リットル直列4気筒で、最大出力100hpを引き出す。

《森脇稔》

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