引退が近い2階建て新幹線が東北・上越新幹線を直通運行…仙台-新潟間の臨時列車 10月26・27日

旅行商品の臨時列車として、10月に東北新幹線大宮以北と上越新幹線を直通することになったE4系。
  • 旅行商品の臨時列車として、10月に東北新幹線大宮以北と上越新幹線を直通することになったE4系。

JR東日本仙台支社は10月26・27日、2階建て新幹線車両E4系を使用した臨時列車を仙台~大宮~新潟間で運行する。

E4系は、1994年7月に登場したE1系に次ぐJR東日本の2階建て新幹線車両で、増加する新幹線通勤の切り札として1997年12月に営業運行を開始。E1系とは異なり、秋田新幹線や山形新幹線用の車両との併結が可能で、8両編成を2本連ねた最大16両編成で運行されている。

しかし、新幹線通勤が減少傾向にあることに加えて、E2系、E5系といった「平屋」の新幹線車両と比べて運用の弾力性に欠けることなどから、2012年9月には東北新幹線大宮以北の定期運用から撤退。現在は上越新幹線の『Maxとき』『Maxたにがわ』で運用されているが、今年3月のダイヤ改正から上越新幹線へ投入され始めたE7系の増備を待って、2020年度末に引退する運びとなっている。

今回運行される臨時列車は「秋の美 新潟・庄内号」と題し、引退が近いE4系が東北新幹線大宮以北と上越新幹線を跨って走行する貴重な列車となる。

時刻は10月26日の往路が仙台6時57分頃発~新潟10時55分頃着、10月27日の復路が新潟15時46分頃発~仙台19時24分頃着。

旅行商品として運行され、8月9日14時からJR東日本仙台支社のウェブサイト、びゅう予約センター、宮城・福島・山形各県内の主要駅のびゅうプラザで申込みを受け付ける。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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