日産自動車は6月3日、ルノー・FCAの経営統合が実現した場合、ルノーの会社形態が大きく変わるため「これまでの日産とルノー両社における関係のあり方を基本的に見直していく必要がある」との西川廣人社長CEOのコメントを発表した。
ルノーは取締役会でFCAとの経営統合を検討することを決める予定。日産では「FCAがアライアンスメンバーに加わることになれば、新たにその領域、間口が広がり、シナジーを拡大するオポチュニティがある」としながらも、ルノーとFCAが経営統合した場合、販売台数や企業規模で日産を上回ることから、関係性が変化することを示唆。
その上で、日産としては今後「日産の利益確保の観点から、これまでの契約関係や業務の進め方について、分析・検討を進める」としている。